五十肩について

五十肩とは『五十歳前後に明らかな外傷性誘因なく肩の疼痛と運動制限を生じ、
肩関節構成体の明らかな器質的異常を認めず、
多くの場合数ヶ月〜数年の経過で自然に治癒する疾患』とされている。

 

1324378813その病因・病態ははいまだ不明な点も多いが、
退行変性により脆弱化した肩関節構成体に
日常生活における負荷によって微小損傷が生じ、
その修復過程の初期に炎症、
その後に繊維化・癒着による拘縮を生じた後に、
多くの場合自然経過で日常生活上支障のない程度に治癒していく過程といえる。

ん〜。言葉がややこしいからわかりにくいかもしれませんね。

簡単に説明すると、
年を取った影響で、肩の関節や筋肉が弱くなり、
日常生活における負荷で傷ついてしまい、
五十肩の原因となる炎症が起こってしまった状態といえるかもしれません。

主な症状
1⃣ 痛み。
→動かした際に発生する強い痛みもありますが、夜寝ている時に起こる痛みというのが特徴的です。
この痛みが続くとしばしば不眠に悩まされストレスになっている方が多く見かけられます。
2⃣ 可動域制限
→肩が上がらなくなる。これにも辛い思いを皆さんされています。
結髪・結帯・着替え動作の不自由が起こります。

五十肩はほっといても勝手に治るから治療なんていらない!
こんな方も沢山います。しかし、治療をしなくては痛みが長続きしたり、肩の可動域制限が強く残ってしまう。

こんな方も多くみられるのでしっかりとリハビリはした方が良いと私は考えています。特に肩の可動域制限を残したまま
その後も放っておく方がおられますが、その後が心配です。

しっかりと治療を行えば、肩の正常な動きに近い状態まで治りますので、
痛みがなくなったからお終いと思わずに
しっかりと治すことをオススメいたします。