膝裏の腫れ(ベーカー嚢腫)に対する新しい見解。思考を簡素化して捉える。

じゅん整骨院には膝裏の水腫で悩んでいる患者さんが多く来院されます。

それもこれも、
『膝裏の腫れ。中年女性に多いベーカー嚢腫の可能性!』

の記事を読まれた方々が遠方から来られます。

同様の患者さんを診させてもらう機会が増え、
症例経験が多くなればなるほど見解も変わってきます。

今はベーカー嚢腫の原因や治療に対する考えが以前よりが変化してきました。

『もっともっと簡単に考えてもいいんじゃないか?』

なぜ起こるの?
なんでそんな症状になるの?
って事を余計な知識を含めずに考えていました。

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ベーカー嚢腫とは上の画像のようにぷく~っと膝の裏に水のようなものがたまります。

この腫れは患者さんによって個人差があります。
小さい人も大きく腫れあがっている人も。

でも腫れ具合に個人差がある中でほとんどの方に診られる症状もあります。

・太ももの前の筋肉に異常な緊張がある。
・膝が軽度屈曲位

この二点だけはほとんどの患者さんに診られます。

さて、ここからが大切。

簡単に考えて見ましょう。

「太ももの前に緊張があり膝が伸びない」ってことですね。

このバランスが崩れた状態を安定させるために身体が反応します。

この反応こそが膝裏の腫れなのです!

「膝裏に水腫を出すことで足の裏側に張り・緊張感を出させ、
伸びきらず曲がった膝の裏を安定させるための水腫です。」

なんとなくでもわかっていただけましたでしょうか?

膝が伸びなくなる→膝裏が腫れる
って流れで発生することが多いはずです。

治療に関してですが、
膝が伸びるように身体を変えていく事で自然と膝裏の腫れは消えていくのです。

先ほど説明した通り、身体のバランスを安定させるための現象です。

あんまり難しく考えないようにすることも大切なんですよ♪

身体の反応に素直になって改善してみてはいかがでしょうか?