バレエのターンアウトと空手の回し蹴りで必要な関節の動き。

タイトルにある通り、バレエのターンアウト(特にプリエという腰を落とす動作)と空手の回し蹴りには
『ある動き』が必要となってきます。

たまたま似たような股関節痛の患者さんで、バレエをしている方と空手をしている方が同じ日に来院されました。

そこで気が付いたのです。
二人に共通する問題点があることを。

 

腰椎の伸展制限です。

腰を反り返しにくいと言えばイメージしやすいかと思います。

1-21出典:骨盤の後傾の原因と矯正に役立つストレッ・・・

猫背タイプの骨盤後傾となっている方で、
腰の反り返りが悪くなっているのです。

 

腰の反り返りがバレエと空手に必要なのか。

そして、股関節の痛みにつながってくるのかをお伝えいたします。

 

回し蹴りは想像出来るかもしれませんが、バレエのターンアウトはイメージしにくいかもしれません。

ターンアウト股関節痛出典: momoka01.com

見たことありますよね?
こんな動きです。

つま先を外に向ける(ターンアウト)
腰を落とすように膝を曲げる。(プリエ)

ターンアウト、プリエや回し蹴りの中で腰椎の伸展制限があると股関節に負担がかかります。
負担がかかるよいうよりは、腰の動きの悪さを股関節の動きでカバーすることで過剰に負荷がかかっているのです。

 

ターンアウトや回し蹴り動作は、
バレエや空手の動きに多く含まれております。

股関節の動きに腰椎の伸展が必ず必要になってきます。

腰椎の伸展制限が残っている中で、無理に動かしていると股関節を壊します。

股関節の動きで腰椎の動きの悪さをカバーすることで。

 

痛い所=悪い所

ではないことも覚えておいてください。

 

スポーツ障害で多いパターンとしては、

動きの悪い所をカバーする所=痛い所

ということが多いです。

バレエや空手では、
腰の動きの悪さをカバーする股関節を負傷することが多いと言えるかもしれません。