ぎっくり腰要注意です!

最近、急激に気温が下がってきました。
ここで注意してほしいのが『ぎっくり腰』です。

11月の中旬から12月中旬までの、秋から冬本番に移行する時にぎっくり腰の患者さんがたくさん増えてきます。
待合室で痛みを堪えながら診察待ちをしている方がちらほらと見かける季節なのです。

〜ぎっくり腰〜

ぎっくり腰と呼ばれるものは、急激に起きる腰痛の総称である。中でも多いのが腰椎のねんざである。腰の周りの筋肉や筋膜の一部が切れ、背骨 の両脇あたりに痛みが走るものである。

主な原因は、重い物を持ち上げたり、 体をひねったりした時に起こるもので、腰を曲げられなくなってしまう。

病状としては激痛のため少し上半身を前かがみにしてしか歩けなかった り、上半身を後ろにそることができなかったり、歩くたびに振動で腰に痛 みが増すのでゆっくり静かにしか歩けなかったりする症状である。

予防対策!!!
一番大切なことは、筋肉、関節の柔軟性を保つことです。

寒くなってくると、筋肉や関節の動きが低下してきます。夏や秋の体が動かしやすい時期から、寒くなって筋肉が固くなると、体の動きとそれに伴う筋肉の柔軟性がバランスを崩してしまいます。
この影響により、腰椎のねんざや筋膜の損傷が起こり『ぎっくり腰』となります。

ウォーキングやストレッチなどを行い柔軟性を保つことと、体が冷たい間は無理な動きはせずに体が温まってからしっかりと動くようにしましょう。

もし『ぎっくり腰』になってしまったら、無理な動きは避け安静にしてください。
しかし、安静にということで長時間座りっぱなしでいると余計に痛みが増すこともありますので、軽く歩いたり体を動かすことをオススメいたします。

長くなりましたが、『ぎっくり腰』になると本当にみなさま辛い経験をされているので、この季節の変わり目にご注意ください。